まっちゃん先生のコラム

コラム:右胸の痛みや引きつり感

すっかり温かくなって、日も伸びてきましたね。桜は終わりましたが、これからはツツジでしょうか。ツツジと言えば根津神社でしたっけ?駒込駅の中も沢山ツツジが咲いてますね。

池袋のほうしょう鍼灸治療院です。

今回、紹介するのは右胸の痛みや引きつり感についてです。
呼吸によって症状の変化があったり、動きによっても症状の変化がある場合が多くて、その場合のほとんどが、東洋医学的に言うと「肝」のトラブルです。
肝臓は右脇腹にありますが、肝臓が飲酒や飲食や疲労などで過負荷になると、肝臓周辺の筋肉が緊張する傾向にあります。

つまり、右の背中や右の脇腹周辺に筋肉の緊張が見られることが多いです。
鍼灸では、「肝」に焦点を当てて治療したり、緊張している筋肉やその周辺を狙って治療したりします。

東洋医学では「肝は眼に開竅する」と言われ、「肝」と「眼」はとても強い関係性があると言われます。近年はスマホを多用する生活になっていますが、スマホは眼との距離が近すぎるので、眼に対するダメージが思ったよりも大きいような印象があります。
仕事や勉強などでもスマホなどは使わなければいけないと思いますが、東洋医学的に「肝」の状態が良くない場合は、眼の使いすぎを変えないと、症状もあまり変化しないことがあります。現実的に、使用しなくてはいけない場合も少なくないはずですが、逆に、それ以外で使わなくて良いときは、スマホの電源を切るなどして、治療に取り組んでいる期間は使わないようにしたほうが、良いと思いますよ。

ちなみに、東洋医学的に「肝」で無い場合もあります。現代医学的にも東洋医学的にも「肺」に原因がある場合が稀にあります。「肺」の場合は、最近息苦しいなど呼吸に変化があったり、咳喘があったり、呼吸器に何がしかの変化があることが普通です。
自分で判断に迷う場合は、迷わず病院へ行きましょう。

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